思考力が鍛えられるたった一つの習慣
今日はドーナツを食べた。
ミスドの10個入り1000円の、夜になると販売されるお得なセット。
無意識にぱくぱく食べているうちに、
「そういえば、ドーナツってなんでわざわざ穴が空いてるんだろう」とふと疑問に思った。
そこで、頭の中にはなぜか5円玉を思い浮かべながらGoogle検索窓に「ドーナツ」と入力した、ちょうどそのとき!
"ドーナツを穴だけ残して食べる方法"という関連ワードが目に入った。
気が付くとクリックをしていた。
数学者や、美学者、精神医学者、歴史学者など…色んな分野の専門家が回答を載せているサイトに繋がった。
このテーマについて真面目に研究している人達がいることを知った。
正直、「穴だけ残すってどういうこと…?よく分からんけど、そんなこと研究する意味ある…?」と思った。
しかし、読んでいるうちに、意外に宇宙の真理とかが隠れてたり、何かしらの法則に繋がったりするのかなと思えてきた。
そんならまあ、研究したり考えたりする意味もあるのかな…
ん?…研究したり考えたりする?
待てよ。
もっと大事なことがあるのではないか?
ハッ
法則なんちゃらを見つけることよりもこうして"考えること"自体に意味があるのではないか?
私は先ほどの自分の行動を振り返った。
自分は結果を求めてすぐに"Googleで調べた"。そこに思考力をどのくらい使っただろうか?
使ったのは、"どのサイトを選ぼうかな"くらいだった。
疑問に対して自分なりの答えを出すことをしていないから、回答を知った時の感動も薄ければ、記憶の持続も薄い。
これでは問題の答えをすぐに読んで、理解した気になっているのと同じだ。
思考力を鍛える
パスカルの名言の一つに、
思考が人間の偉大さをなす。
フロイトの名言の一つに、
思考とは、行動の予行演習に他ならない。
がある。他にも、"思考"をテーマとする偉人たちの名言は尽きない。
そうやって幾度も"考えること"で失敗を重ねながら、先人たちは業を成してきた。
何もないところから新しいものを生み出すことは、既にあるものを応用して生み出すよりも難しく、大変勇気がいる行為だ。
思考力はあなたの最大の武器になるだろう。
今は、指一本で気になったことの答えがすぐに調べられる、本当に便利な時代だ。
ついこないだまでLINEで、人と会わなくても会話が出来るということにとても感動してたのに、それさえ今では当たり前になってしまって何とも思わない。
当たり前になることは怖い。
物に恵まれている現代では、つい道具に甘えてしまう。思考することは疲れるからだ。
だからこそ、調べる前に自分なりの回答を出してから、調べること
たったそれだけの行為の有無で、一年後の思考力に差がつくのではと考えた。
言葉にするとそんなの当たり前だと感じるかもしれないが、実行出来ている人間は果たしてどのくらいいるだろうか?
さいごに
ドーナツの穴に比べれば、私の今までの人生など丁度海と砂浜の境界線のところくらい浅いだろう。
思考力をつけるための習慣を大切にすることはもちろん、偉人の名言を見ていると、自分の発する言葉に説得力を持たせたいと感じるようになった。
そのためにも、今まであまり触れてこなかった先人たちの本を大人になった今、もう一度読み直してみたいと思った。読書記録、つけたいな…。
少し脱線、記憶について
人間の記憶は網の目のように複雑に絡まっている。
だから、英単語の勉強をするにしても、関連用語や派生語をついでに覚えちゃうのが、効率の良い覚え方といえるだろう。
それに、人は暗記するよりも理解するほうが長期記憶として残りやすい。
英語を理解するならラテン語から…と、過去に塾の英語の先生が言っていたことも理解できた気がする日だった。